東京タワー蛇塚のご利益と参拝マナーまとめ

東京タワー周辺で静かに金運を祈願できる場所を探しているなら、「東京タワー蛇塚」と呼ばれるスポットに注目してみてください。芝公園内のもみじ谷にひっそりと佇むこの祠は、知る人ぞ知る金運パワースポットとして密かに人気を集めています。都市の中心にありながら、観光ガイドにはあまり載っていないため、初めて訪れる方は少しわかりにくいかもしれませんが、その分、特別感のある神秘的な場所です。本記事では、東京タワー蛇塚の場所やアクセス方法、由来、参拝の手順などを詳しく解説していきます。

東京タワー蛇塚の正確な場所とアクセス方法
蛇塚の由来と信仰の背景
正しい参拝の手順と注意点
心光院との関係と周辺情報

東京タワー蛇塚の場所とアクセス情報

東京タワー近くの隠れた金運スポット
芝公園もみじ谷のどこにある？
最寄駅と徒歩ルートの紹介
迷わずたどり着くためのポイント
心光院との位置関係も押さえよう

東京タワー近くの隠れた金運スポット

東京タワーのすぐそば、芝公園の一角にひっそりと存在するのが「蛇塚（へびづか）」と呼ばれる金運パワースポットです。あまり知られていませんが、地元では「知る人ぞ知る」場所として語り継がれており、近年ではテレビ番組や雑誌で取り上げられ、再び注目を集めています。

蛇塚の魅力は、そのご利益の強さにあります。新宿で居酒屋を経営していた一人の女性が、金色の蛇が夢に現れてからというもの商売が繁盛し、その感謝の気持ちを形にしたのがこの蛇塚の始まりです。霊夢や抜け殻など、蛇にまつわる不思議な出来事が重なったことから、「守り神」として信仰されるようになったという経緯があります。

このように個人の信仰から始まった場所が、やがて地域の人々に大切にされ、訪れる人も増えたことで、都市伝説のような広がりを見せていきました。特に宝くじや商売繁盛を願う人々にとっては、「運を引き寄せる場所」として知られています。

ただし、観光案内板などにはほとんど情報が載っていないため、初めて訪れる人には少し見つけにくいかもしれません。しかも、祠は小さく、周囲に派手な装飾もないため、注意深く探さなければ通り過ぎてしまう可能性もあります。

一方で、こうした控えめな雰囲気も、この場所の魅力の一つだと言えるでしょう。表立った観光スポットではなく、静かに自分と向き合える場所として、訪れる人の心をつかんでいるのかもしれません。

このように、東京タワーのすぐ近くにありながら、静かで神聖な空気をまとった蛇塚は、派手さよりも内面の運気を高めたい人にぴったりの金運スポットです。

芝公園もみじ谷のどこにある？

芝公園内の「もみじ谷」にある蛇塚は、場所が非常にわかりにくいため、事前に位置を把握しておくことが重要です。広大な芝公園の中でも、もみじ谷は紅葉の名所として知られているエリアで、人工的に整備された渓谷と滝が特徴的です。蛇塚はそのもみじ谷の奥、斜面を登った先に位置しています。

具体的には、もみじ谷19号地と呼ばれるエリア内にあり、渓流沿いに敷かれた石段を登っていくと見つけることができます。登り口には案内板などがなく、観光地として大々的に整備されているわけでもないため、訪れる際は慎重に周囲を確認しながら進むのがポイントです。

石段の脇には4体のお地蔵様が並んでおり、その最奥部、最後のお地蔵様の背後にひっそりと蛇塚があります。小さな祠の中に置かれた蛇像（竜神様）は、日光が当たりにくいため、昼間でもやや暗く、神秘的な雰囲気を醸し出しています。

なお、蛇塚周辺には転落防止の柵などが設けられていないため、足元には十分な注意が必要です。特に雨の日や濡れた日には滑りやすいため、歩きやすい靴で訪れるようにしましょう。

また、心光院という寺院との位置関係も理解しておくと全体の流れがつかみやすくなります。蛇塚と心光院は東京タワーを挟んで反対側に位置しており、どちらも「蛇さま」を祀っているという共通点を持っています。このことを知っておくと、参拝ルートを組むうえでも役立つでしょう。

最寄駅と徒歩ルートの紹介

蛇塚を訪れるための最寄駅は、都営大江戸線「赤羽橋駅」と都営三田線「芝公園駅」の2つが挙げられます。どちらからでもアクセス可能ですが、初めて訪れる方には芝公園駅からのルートをおすすめします。その理由は、増上寺や芝東照宮を通り抜ける道のりが比較的わかりやすく、周囲の景観も楽しめるからです。

芝公園駅からは徒歩約11分の距離にあります。駅を出て東京タワー方面に進み、増上寺の千躰子育地蔵菩薩の並ぶ通りを通り抜けると、もみじ谷の入口が見えてきます。途中、地図アプリを活用すればより安心してたどり着けるでしょう。

一方、赤羽橋駅からの場合は徒歩8分とやや短いものの、道順が少し複雑で、慣れていないと迷いやすいのが難点です。特に、東京タワーの交差点周辺は観光客で混雑しがちなので、静かに参拝したい場合は避けたほうがよいかもしれません。

また、蛇塚のある場所はもみじ谷公園の中でも奥まったところにあるため、時間に余裕を持って行動することが大切です。日が暮れてからでは場所が見つけづらくなるだけでなく、足元も危険が増すため、できれば日中の明るい時間帯に訪れるようにしましょう。

これに加え、蛇塚には一人分しか通れないような狭い石段があります。混雑時には譲り合って通行し、周囲に迷惑をかけないよう配慮することも忘れないでください。

東京タワーのすぐ近くにありながら、少し歩くだけで別世界のような静けさを味わえる蛇塚。最寄駅からのルートをしっかり確認して、安心・安全にたどり着きたいものです。

迷わずたどり着くためのポイント

蛇塚は、東京タワーの近くにありながら案内表示が少なく、初めて訪れる人にとっては見つけにくい場所です。したがって、訪問前に位置関係と道順をしっかり確認しておくことが重要です。最大のポイントは「東京タワー前の交差点からもみじ谷に入るルートを選ぶ」ことです。

芝公園内のもみじ谷は広い敷地の中にあるため、「なんとなくこのあたりだろう」と感覚で歩いてしまうと見逃してしまう可能性が高まります。とくに、もみじ谷には複数の入り口や斜面があるため、入口を間違えると蛇塚には辿り着けません。最も確実なのは、東京タワー正面の交差点から南側の公園エリアへ入るルートです。この方向から入れば、自然ともみじ谷の入口に近づくことができます。

もみじ谷に入ると、小川沿いの道や人工滝が目に入ります。その流れに沿って左側の斜面に目を向けると、石段とお地蔵さまが見えてきます。この石段が蛇塚へと続く参拝ルートです。石段は少し傾斜があり、足元が滑りやすいため、スニーカーなど滑りにくい靴がおすすめです。

また、夜間や夕方は足元が暗くなるうえ、周囲に街灯も多くありません。そのため、日中のうちに訪れるのが安全です。特に雨上がりの日は地面が濡れて滑りやすいため、十分に注意しましょう。

このように、東京タワーからの正確なルートを事前に調べ、道中の目印を把握しておくことで、迷わずスムーズに蛇塚へたどり着くことができます。観光気分でふらっと立ち寄るのではなく、参拝を目的とするのであれば、あらかじめ道順を確認しておくことをおすすめします。

心光院との位置関係も押さえよう

蛇塚を深く知るうえで、忘れてはならないのが「心光院（しんこういん）」との関係です。蛇塚はもともと、ある女性が蛇の夢を見て商売が繁盛したことに感謝し、蛇の抜け殻を祀りたいと願ったことで生まれました。しかし、公園内に勝手に祠を建てることはできないため、相談を持ちかけたのが心光院の住職でした。

心光院は東京タワーを挟んで蛇塚の反対側、増上寺の末寺として位置しています。つまり、東京タワーを中心に見た場合、蛇塚は東側、心光院は西側にあると考えるとわかりやすいです。東京タワーの麓を通り抜けるように歩けば、どちらも徒歩圏内でアクセスできます。

この2か所は物理的に離れているものの、「蛇神様」を中心に精神的・信仰的なつながりがあります。心光院には、神成志保さんが祈願の一環として建てた「竜王堂」という小さなお堂があり、ここにも蛇さまが祀られています。つまり、心光院と蛇塚は一対の信仰スポットであり、両方を参拝することで、より強い金運・商売繁盛のご利益を願うことができるとされています。

このため、蛇塚だけでなく心光院もあわせて訪れるルートを計画すると、より一層意味深い参拝体験になります。実際に、心光院の境内には歴史的に信仰を集めた「お竹如来」も祀られており、信仰の厚さが伺えます。

心光院との位置関係を把握しておくことで、単なるパワースポット巡りではなく、信仰の背景まで理解したうえでの訪問が可能になります。東京タワーを中心としたこの一帯が、いかに信仰と歴史に支えられているかがわかるでしょう。

東京タワー蛇塚の由来と参拝方法

金運アップ伝説のはじまり
女将が見た金色の蛇の霊夢
祠が建てられた経緯と心光院の協力
蛇塚での正しい参拝の手順
お供えやお賽銭に関する注意点

金運アップ伝説のはじまり

芝公園もみじ谷にある蛇塚が「金運最強のパワースポット」と呼ばれるようになったのは、ある一人の女性の体験談がきっかけでした。飲食店を営んでいた女将が、不思議な蛇にまつわる出来事を重ねて体験し、その後、商売が大きく繁盛していったという話が広まり、多くの人の関心を集めるようになったのです。

この話のポイントは、ただの迷信や偶然にとどまらず、現実的な結果として「繁盛」「成功」「金運上昇」がもたらされたとされている点にあります。日々の生活のなかで起きた不可思議な体験を、女将自身が「運を運ぶサイン」だと受け止め、それに感謝を示す形で祠を設けたという行動が、多くの人々に信仰される理由となりました。

蛇は、古くから日本の信仰において金運や財運の象徴とされてきました。中でも白蛇や金色の蛇は「弁財天の使い」や「龍神の化身」と見なされることもあり、商売繁盛を願う人々にとっては特別な存在です。

このような背景もあって、芝公園の蛇塚は一気に注目される存在となり、テレビや雑誌でも紹介されるようになります。多くの参拝者が訪れるようになったことで、その噂はさらに広がり、「運を引き寄せる場所」として定着していきました。

蛇塚が語り継がれるのは、単に縁起がよいというだけでなく、信じる心と行動が結果を生み出した実例として、人々の記憶に深く刻まれているからです。こうして、芝公園の一角に過ぎなかった場所が、金運アップの伝説を持つ特別なスポットとして知られるようになったのです。

女将が見た金色の蛇の霊夢

蛇塚の伝説の中心には、「金色の蛇の夢を見た女将」の話があります。この出来事がきっかけとなり、商売が繁盛しはじめたことから、蛇は「金運の象徴」として信仰の対象となっていきました。

当時、女将は新宿で「秋田」という屋号の居酒屋を営んでいました。ある日、夢の中にまばゆく輝く金色の蛇が現れたといいます。不思議なことに、それ以降、店の経営が目に見えて上向きはじめ、客足が絶えなくなったと語られています。

このように、夢での蛇の出現は単なる幻想として片づけられることもありますが、日本では昔から「蛇の夢は吉兆」とされる文化があります。とくに、金色や白の蛇が夢に現れた場合、それは金運の上昇や幸運の前触れであると信じられてきました。

また、この女将のケースでは、ただ夢を見たというだけでなく、実際に家の中で蛇を見かけたり、箪笥の中から蛇の抜け殻が見つかったりするなど、現実の中でも同様の象徴的な出来事が重なって起きた点が特徴的です。

この連続した体験を通して、女将は「これは偶然ではなく、自分に何かを伝えようとしている存在がいる」と感じるようになり、蛇を守り神として祀ることを決意します。こうして、後の蛇塚建立につながる一連の流れが始まったのです。

この夢は、女将にとって単なる霊的な出来事ではなく、自身の人生や事業の転機ともなった重要な体験でした。そしてこのエピソードが、蛇塚の神秘性を高め、多くの参拝者を引き寄せる原動力になっていることは間違いありません。

祠が建てられた経緯と心光院の協力

蛇塚が芝公園のもみじ谷に祀られることになった背景には、信仰と制度のバランスを取る努力がありました。女将は、自宅や店で体験した数々の出来事により、「蛇は自分の守り神だ」と確信するようになります。そして、「感謝のしるしとして、夢で見た場所に蛇を祀りたい」と考えるようになりました。

しかし、問題となったのはその場所です。夢の中に現れたのは、東京タワーのふもとにある芝公園の「もみじ谷」だったのですが、ここは東京都の管理下にある都市公園であり、勝手に祠や像を設置することは認められていません。

そこで女将は、近隣にある心光院という寺院に相談を持ちかけます。心光院は東京タワーのすぐ裏手にある増上寺の末寺で、地元の信仰を支えてきた由緒あるお寺です。住職は女将の話に理解を示し、都との間を取り持つことで、正式に祠を建てて蛇神様を祀ることができるようになりました。

この祠が、現在の蛇塚です。祠そのものは質素で小さなものですが、女将の信仰と心光院の協力、そして地域との調和が反映された大切な存在といえます。

また、蛇塚の建立後、女将は心光院の屋根に蛇が昇っていく夢を再び見たと語っています。その出来事をきっかけに、心光院の境内にも「竜王堂」と呼ばれる蛇さまを祀るお堂が建てられました。これにより、蛇塚と心光院の関係性はさらに深まり、一対の信仰スポットとして現在に至っています。

このように、祠の建立には信仰心だけでなく、地域社会との調整や制度との折り合いがあったことを知ると、より一層その価値が理解できるはずです。静かにたたずむ小さな祠の背後には、こうした人の想いや協力の歴史が刻まれています。

蛇塚での正しい参拝の手順

芝公園もみじ谷の蛇塚を参拝する際には、特有の手順があります。一般的な神社仏閣の作法とは少し異なるため、あらかじめ流れを理解しておくと安心です。現地では案内板などがないため、初めての方は戸惑いやすい場所でもあります。

蛇塚への参拝は、まず斜面に並ぶ4体のお地蔵さまに一礼するところから始まります。石段の下から順に、お地蔵さま一体ずつの前で立ち止まり、静かに手を合わせて祈りを捧げます。この順序を守ることで、祠の奥にいらっしゃる蛇神様（竜神様）へと自然に導かれていくような構造になっています。

4体目、つまり一番奥にあるお地蔵さまの背後には、石積みでできた小さな祠があります。その中に鎮座しているのが、蛇神様の像です。日光が入りにくい場所であるため、像はやや暗がりにありますが、目を凝らすと蜷局（とぐろ）を巻いた姿が見えます。人によっては龍のようにも見えるその姿が、さらに神秘性を高めています。

ここでの祈りは、願い事を一方的に伝えるのではなく、まず日々の感謝を込めることが大切とされています。静かな環境の中で心を落ち着け、自然と向き合う気持ちで手を合わせると良いでしょう。なお、周囲にはほかの参拝者もいる可能性があるため、私語は控え、落ち着いた態度で参拝することが望まれます。

このように、蛇塚の参拝には順序と敬意を重んじる気持ちが求められます。見た目は小さな祠でも、信仰の歴史と人々の思いが詰まった場所であることを意識して、丁寧に向き合うようにしましょう。

お供えやお賽銭に関する注意点

蛇塚を訪れる際に知っておきたいのが、「お供え」と「お賽銭」に関するマナーです。一般的な神社仏閣では、お賽銭を投じたり、食べ物やお酒などを供えることが多く見られますが、蛇塚ではその扱いが少し異なります。

まず、お供えについてです。かつては「蛇には卵を供えると良い」との話が広まり、生卵やお酒が頻繁に供えられるようになりました。しかし、それによってカラスやスズメバチが集まり、被害が出たことから、現在では飲食物のお供えは控えるよう呼びかけられています。特に生卵や瓶入りのお酒は危険を伴うため、万が一持参する場合は、必ず参拝後に持ち帰ることがルールとされています。

このような背景から、最近ではお供えを行わない参拝者がほとんどです。どうしても何かを供えたい場合は、自宅で感謝の気持ちを込めてから持参し、参拝後に「神様からのお下がり」としていただく形が適しています。

次にお賽銭ですが、蛇塚では「お賽銭を置かないでください」との注意がされています。無人の祠であるため、お金が置かれると拾得物として警察に届け出る必要があり、管理上の問題が発生します。したがって、参拝の際にお金を置くのではなく、感謝の心をこめて静かに手を合わせるだけで十分です。

こうして見ると、蛇塚は形式よりも「心の姿勢」を大切にする場所だということがわかります。一般的な参拝スタイルにとらわれず、現地のルールや環境に配慮した行動を心がけることが、正しい参拝へとつながるのです。マナーを守りながら、自分なりの真摯な気持ちで祈りを捧げてみてください。

東京タワー蛇塚の魅力と参拝ポイントまとめ

東京タワー近くの芝公園内にもみじ谷という静かな渓谷がある
蛇塚はそのもみじ谷の斜面を登った先に位置する
石段のそばには4体のお地蔵さまが並んでいる
最奥のお地蔵さまの背後に蛇神様の祠がひっそりと祀られている
金色の蛇の夢を見た女将が商売繁盛のお礼に建立したとされる
蛇は古来より金運や財運の象徴とされている
心光院の住職が行政との橋渡しを行い祠の設置を実現した
心光院は蛇塚の対岸にある増上寺の末寺である
両者には蛇神を通じた精神的なつながりがある
東京タワー正面の交差点からのルートが最もわかりやすい
赤羽橋駅と芝公園駅が最寄で、徒歩圏内に位置する
蛇塚には案内板が少なく初訪問では迷いやすい
参拝時は下のお地蔵さまから順に手を合わせるのが作法
お賽銭や生卵などのお供えは管理上の理由で禁止されている
日中の明るい時間帯に訪れることで安全に参拝できる

東京タワー 蛇塚のご利益と参拝マナーまとめ

東京タワー 蛇塚の場所とアクセス情報